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祈り

6月28日のニュースで、拉致被害者の男性が
家族と28年ぶりに対面する映像が流れました。

抱き合う母と息子を見ながら、
横田めぐみさんのご両親もこれを見ているのだろうか、
できることなら見せたくない、これを見せるのはあまりにむごすぎる、
そう感じました。

横田めぐみさんと私は、誕生日が1日違いです。
彼女が拉致されたその日、
私も彼女と同じように部活動を終え、家路についていたはずです。

私は家に戻り、めぐみさんは見知らぬ国へと連れ去られた。
あの日から今日までの長い年月を振り返る時、
めぐみさんがどんな思いで同じ日々を過ごしていたか、
それを思うと、とてもたまらない気持ちになります。

めぐみさんのご両親、横田滋さん、早紀江さんも、もう高齢です。
本当なら今ごろは孫に囲まれ、のんびりとした日々を過ごしていたでしょう。
政治家に会うことも、講演をすることもなく。

おふたりともマスコミの前では常に気丈に振舞っていらっしゃいますが、
本当は心身ともに疲れ果てているのではないかと思います。

ニュースではその後、対面を果たした親子をテレビを通して見つめる
めぐみさんのご両親の姿が流れました。周囲には報道陣のカメラ。

胸が張り裂けるような思いだったに違いありません。
対面できたことを祝福する一方で、
自分たちはいまだ対面を果たせない、めぐみさんを抱きしめることができない、
そのことを、ただ、ただ、悲しく、寂しく感じていたのではないかと思います。
声を上げて泣きたいほどだったのではないかと。

その後、気丈に会見をしていらっしゃいましたが、
私の目には、ふたりとも、もう限界の域に達しているように感じました。
最後の力を振り絞って、ただ娘を救いたい、その一心で、
立ち上がり、歩き、冷静さを保とうとしているように感じました。

祈っても、それだけではめぐみさんは戻らない。行動を起こさなくては。
そう思っていても、つい祈りが口をついて出てしまいます。
どうか一日も早く、めぐみさんがご両親と再会できますように。
by misystemM | 2006-06-30 16:53 |  ├人・言葉
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